お客さんの期待を超える、わずか1%が感動を生む。
鶴雅さんの仕事をさせてもらってから、すでに4年ほどになります。広告や売店、ダイレクトメールなど、売上をあげるためのお手伝いをさせていただいています。もう4年にもなりますが、伺うたびに思うことがある。それは…、鶴雅のサービスはお客さんのニーズを聞いているわけではないんだ、ということ。お客さんのニーズに応えているだけでは、特別になりません。 なぜならニーズに応えるだけでは、そこに感動も感謝も生まれないからです。
それに、そんなことは、どこのホテルや旅館でも、やっていることですよね。鶴雅のサービスはお客さんのニーズを超えているということ。お客さんの持っている期待を、少しずつ超えている。 そういうことです。たとえば、「天河のディナーバイキング」。バイキングといえば、ある程度想像できちゃいますよね。でもその想像を超えている、圧倒的な種類の料理。 それも新鮮で美味しい。さらに板前さんやシェフが目の前で作ってくれる、アクティブな演出。
さらにさらに、ソムリエが選んでくれるワイン。もう、お客さんの期待を、完全に超えています。他にも、たくさん期待を超えている! チェックインの時のハッカの香りのおしぼり。仲居さんの心のこもった笑顔とおもてなし。洞窟があったり、露天があったり、ヒノキがあったりする大浴場。売店の、とっても面白いPOPと、店長やスタッフの方々の楽しいおしゃべり。
ジャガイモが食べられる休憩スペース。 部屋にそっと届く、夜食とシャーベット。
朝ご飯の前に仲居さんが部屋に持ってきてくれる、コーヒー。太極拳を指導してくれた先生が、作っている中華。1階の女性トイレの豪華さ。ギャラリーの愛情あふれる作品。 などなど…
書き出すときりがないほどですよね。どれもこれもが、お客さんの期待をすべて超えている!
本当に、これはなかなかできないことですよね。サービスの難しいところは、お客さんの期待を100%満たしてあげて、「あたりまえ」ってこと。
それどころか、99%だったらクレームになる。でも101%だったら、感動が生まれるんです。
このわずか1%の差が、クレームになるか、感謝になるかのちがいなんです。
ボクは仕事でもう何十回も泊まっていますが、いまだに期待を超えてくれる。仕事じゃなく、観光で訪れるお客さまは、もっと感じていることでしょう。
ちょっとしたことでも、それがたとえ1%だとしても、そこにお客さんは感動するのです。そういうことが全従業員に、徹底的に備わっているのでしょう。
これはもう「鶴雅」の本質にあるDNAがそうなっているとしか言いようがないことです。
これは現社長の大西さんの『熱い思い』が、鶴雅の隅々にまで浸透している結果だと思います。
「お客さまをこころからおもてないしたい」 そういう『熱い思い』です。 これからの鶴雅も、本当に期待しています。そしてこれから60年、70年、100年と、また新たな観光の伝説を創りつづけてください。
本当に50周年、おめでとうございます!